KAIRO
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2026-03-23

USCPAスコアリリース完全ガイド|確認方法から不合格対策まで

USCPAスコアリリース

「スコアリリースっていつ?日本時間だと何時に発表されるの?」 「NASBAでスコアを確認する方法がよくわからない」 「不合格だった場合、次に何をすればいいのか見当がつかない」

USCPA(米国公認会計士)の試験を受け終わった後、最も気になるのがスコアリリース(合格発表)のタイミングと確認方法です。そして、結果が不合格だった場合のリカバリー戦略は、合否を左右するほど重要なのに、多くの受験生が感覚的にしか対処できていません。

この記事では、スコアリリースの基本的な仕組みから、2025〜2026年の最新スケジュール、NASBAでのスコア確認手順、Score Notice(スコアレポート)の読み方、そして不合格だった場合に「次こそ合格する」ための戦略的アプローチまで、網羅的に解説します。


スコアリリースとは何か

スコアリリースの基本

スコアリリース(Score Release)とは、USCPA試験の結果がNASBA(National Association of State Boards of Accountancy:全米州政府会計委員会)のシステム上で公開されることを指します。

日本の資格試験のように特定の1日に一斉発表されるのではなく、AICPA(米国公認会計士協会)が設定するターゲットスコアリリース日(Target Score Release Date)に順次公開される仕組みです。

重要なのは、USCPAの合否はメールや郵送で通知されるわけではないという点です。受験者が自分でNASBAのサイトにログインし、能動的に確認する必要があります。

合格ラインは75点

USCPA試験の合格ラインは全科目共通で75点です。これは単純な正答率ではなく、問題の難易度を加味して統計的に算出されるスケールドスコア(Scaled Score)です。つまり、難しい問題が多く出題された場合は正答率が低くても75点に到達する可能性があり、逆もまた然りです。

スコアの範囲は0〜99点で、75点以上が合格(Pass)、74点以下が不合格(Fail)となります。

Core科目とDiscipline科目でスケジュールが異なる

2024年のCPA Evolution以降、USCPA試験はCore科目(FAR・AUD・REG)とDiscipline科目(BAR・ISC・TCP)に分かれました。この区分によって、受験可能な時期とスコアリリースのスケジュールが大きく異なります。

  • Core科目:通年受験(Continuous Testing)が可能。スコアリリースも年間を通じて定期的に行われる
  • Discipline科目:各四半期の最初の1ヶ月(1月・4月・7月・10月)にのみ受験可能。スコアリリースは受験月の約2ヶ月後

この違いを理解しておかないと、受験スケジュールの設計で大きなミスが生じる可能性があります。


2025〜2026年のスコアリリーススケジュール

2026年 Core科目(FAR・AUD・REG)のスケジュール

Core科目は通年受験が可能で、AICPAが設定するカットオフ日(データ受領期限)までに受験したスコアが、対応するターゲットリリース日に公開されます。2026年は年間で約16回のスコアリリースが予定されています。

主なスケジュールは以下の通りです。

カットオフ日(この日までに受験) ターゲットリリース日
1月23日 2月10日
2月14日 2月24日
3月9日 3月17日
3月23日 3月31日
4月13日 4月21日
5月4日 5月12日
5月25日 6月2日
6月15日 6月23日
7月6日 7月14日
7月27日 8月4日
8月17日 8月25日
9月7日 9月15日
9月28日 10月6日
10月19日 10月27日
11月9日 11月17日
12月31日 2027年1月12日

カットオフ日からターゲットリリース日までは、おおよそ8〜18日程度です。ただし、ターゲット日はあくまで目安であり、実際のスコア公開は48時間前後のずれが生じることがあります。

2026年 Discipline科目(BAR・ISC・TCP)のスケジュール

Discipline科目は四半期ごとの限定受験のため、スコアリリースの回数も年4回に限られます。

テストウィンドウ(受験期間) ターゲットリリース日
1月1日〜1月31日 3月13日
4月1日〜4月30日 6月16日
7月1日〜7月31日 9月11日
10月1日〜10月31日 12月15日

Discipline科目はテストウィンドウの終了から約6〜10週間後にスコアがリリースされます。Core科目と比べて待ち時間が長いため、この期間をどう過ごすかが戦略上のポイントになります。

スコアリリースの時間帯(日本時間)

スコアは通常、米国東部時間(ET)の深夜0時前後、または米国中部時間(CT)の午後7時頃に公開されます。日本時間に換算すると以下の通りです。

  • サマータイム期間中(3月〜11月頃):日本時間の翌朝9:00前後
  • サマータイム以外(11月〜3月頃):日本時間の翌朝10:00前後

また、多くの受験生が経験的に報告しているのは、ターゲット日の前日にスコアが公開されることが多いという点です。AICPAが公表するターゲット日より1日早くNASBA上で確認できるケースが頻繁にあるため、ターゲット日の前日夜から定期的にチェックすることをおすすめします。


NASBAでのスコア確認方法

ステップ1:NASBA CPA Candidate Portalにログイン

スコアを確認するには、NASBAのCPA Candidate Portal(旧称CPA Central)にアクセスします。

URL: https://candidate-portal.nasba.org/

ログインには、NASBAアカウントのメールアドレスとパスワードが必要です。ここで注意したいのは、Prometric(テストセンター予約サイト)のアカウントとは別であるという点です。NASBA用のパスワードがわからなくなっている場合は、事前にリセットしておきましょう。

ステップ2:CPA Portalでスコアを確認

ログイン後、画面上の「CPA Portal」セクションに移動します。スコアがリリースされている場合は「Available Scores」の欄にスコアが表示されます。

  • 75以上:合格(Pass)
  • 74以下:不合格(Fail)

スコアが表示されるまでに、ターゲットリリース日から数時間〜最大48時間程度のタイムラグが生じることがあります。表示されない場合は、時間を置いて再度確認してください。

ステップ3:Score Notice(スコアレポート)をダウンロード

スコアがNASBA上に表示されてから約72時間後に、より詳細なScore Notice(スコアレポート)がダウンロード可能になります。

Score Noticeには以下の情報が含まれます。

  • 受験した科目名
  • スコア(数値)
  • 合格/不合格の判定
  • Performance Report(不合格の場合、各分野ごとのパフォーマンス評価)

特に重要なのがダウンロード期限です。Score Noticeには「Score Available Until ○○」という期限が記載されており、この日を過ぎるとダウンロードできなくなります。スコアが確認できたら、すぐにPDFで保存しておくことを強くおすすめします。


Score Noticeの見方とPerformance Reportの活用

合格の場合

合格した場合、Score Noticeにはスコアと「Credit」の表示が記載されます。合格した科目のクレジットには有効期限(Credit Expiration)があるため、残りの科目を計画的にクリアする必要があります。

現行のUSCPA試験では、最初の科目合格から30ヶ月以内にすべての科目に合格しなければ、最初に合格した科目のクレジットが失効します。この期限管理は受験戦略の根幹に関わるため、合格通知を受け取ったタイミングで次のアクションプランを必ず立ててください。

不合格の場合:Performance Reportが最重要

不合格だった場合、Score Noticeに付属するPerformance Reportが次の試験に向けた最も重要なデータソースになります。

Performance Reportには、各コンテンツエリア(出題範囲)ごとに以下の4段階でパフォーマンスが評価されます。

  • Stronger:合格ラインを上回るパフォーマンス
  • Comparable:合格ラインと同程度のパフォーマンス
  • Below Comparable:合格ラインをやや下回るパフォーマンス
  • Weaker:合格ラインを大きく下回るパフォーマンス

多くの受験生はこのレポートを「ふーん」と流し読みして終わりますが、それでは不合格を繰り返す原因になります。Performance Reportの正しい活用法については、後述する「不合格時の戦略的リカバリー」の章で詳しく解説します。


手応えと実際の結果の関係

なぜ手応えと結果が一致しないのか

USCPA試験では「手応えがなかったのに合格していた」「できた気がしていたのに不合格だった」という体験談が非常に多く報告されています。これは日本の資格試験ではあまり見られない現象で、初めて受験する人にとっては不安の種になりがちです。

この乖離が生じる主な理由は以下の3つです。

1. プレテスト問題(ダミー問題)の存在

USCPA試験には、スコアには反映されない「プレテスト問題(Pretest Items)」が含まれています。これはAICPAが将来の出題に向けてデータを収集するための問題で、受験者にはどれがプレテスト問題かわかりません。

つまり、試験中に「この問題は全くわからなかった」と感じたとしても、それがプレテスト問題であればスコアには一切影響しません。逆に、自信を持って解答した問題がプレテスト問題だった場合、実際の採点対象問題のパフォーマンスは本人の体感より低くなります。

2. テストレットの難易度変化(Adaptive Testing)

USCPA試験のMCQ(Multiple Choice Questions)セクションでは、最初のテストレットの出来が良いと、次のテストレットの難易度が上がる適応型テスト(Adaptive Testing)が採用されています。

つまり、2つ目のテストレットが難しく感じたということは、1つ目のテストレットで高いパフォーマンスを発揮できた可能性を示唆しています。難易度が上がった問題で正答率が下がっても、スケールドスコアではそれが考慮されるため、体感ほど悪い結果にはならないケースがあります。

3. TBS問題の配点比率

Task-Based Simulation(TBS)は、MCQよりも配点が大きい傾向があります。TBSで部分点を獲得できたかどうかは、試験中の手応えだけでは正確に判断できません。たとえ完璧に解けなくても、正しいアプローチで部分的に正解していれば、想像以上にスコアに貢献している可能性があります。

手応えに一喜一憂しないための心構え

上記の理由から、試験直後の手応えは合否を予測する上でほとんど参考になりません。スコアリリースまでの期間は、結果を推測して不安になるのではなく、以下のどちらかの行動に集中すべきです。

  • 次の科目の学習を開始する(複数科目が残っている場合)
  • 同じ科目の弱点分析を先行して始める(結果が不合格だった場合にすぐリカバリーできるよう)

スコアリリースまでの時間を有効に使えるかどうかが、合格までのトータル期間を左右します。


不合格だった場合の戦略的リカバリー

感情的な対処と戦略的な対処を分ける

不合格の通知を受けた直後は、落ち込むのが自然です。しかし、ここで最も避けるべきは「なんとなく同じ勉強をもう一周する」という対応です。

同じ方法で同じ範囲を同じ順番で学習し直しても、結果が大きく変わることはありません。不合格という結果は「努力が足りなかった」のではなく、「学習の焦点がずれていた」ことを示すシグナルです。

ここで有効なのが、GAPフィリング理論に基づくアプローチです。

GAPフィリング理論による弱点分析

GAPフィリング理論とは、「現在の自分のスコア」と「合格ライン(75点)」の間にある差分(GAP)を特定し、そこだけを集中的に埋めるという考え方です。

不合格後のリカバリーでは、以下の手順でGAPを特定します。

ステップ1:Performance Reportの分解

Score Noticeに付属するPerformance Reportを確認し、各コンテンツエリアの評価を書き出します。

例えばFARで不合格だった場合、以下のように分解します。

コンテンツエリア 評価 優先度
Financial Statements Stronger 低(維持でOK)
Select Transactions Below Comparable
State and Local Governments Weaker 最高
Select Financial Statement Items Comparable

ステップ2:戦略マトリックスで学習計画を再構築

Performance Reportの結果を「戦略マトリックス」に当てはめて、各エリアごとの学習アクションを決定します。

評価 アクション 時間配分の目安
Weaker 基礎からインプットし直し。テキストの該当チャプターを精読し、MCQを全問解き直す 学習時間の40〜50%
Below Comparable MCQ中心で問題演習を強化。間違えた問題の「なぜ間違えたか」を分析 学習時間の30〜35%
Comparable 重要論点に絞った復習。TBS形式の問題で応用力を確認 学習時間の15〜20%
Stronger 忘却防止の軽いレビューのみ。時間をかけすぎない 学習時間の5〜10%

多くの受験生が犯すミスは、すべての範囲を均等にやり直すことです。しかし、すでにStrongerの評価を受けた分野に時間を割くのは非効率です。WeakerとBelow Comparableの分野に集中投下することで、最小の時間で最大のスコア改善が期待できます。

Mode F(学習ログ分析)で弱点を構造化する

Performance Reportによるマクロな弱点特定に加えて、ミクロレベルでの弱点分析も重要です。

カイロウ式プロンプトのMode Fは、学習ログを分析して「どの論点で、どのような間違い方をしたか」をパターン化するためのツールです。

例えば、「Select Transactions」がBelow Comparableだったとしても、その中のどのトピック(リース会計なのか、収益認識なのか、金融商品なのか)で失点しているかがわからなければ、効率的な対策は立てられません。

Mode Fでは、日々の問題演習のログ(正誤、間違えた理由、関連トピック)を入力することで、以下のようなアウトプットが得られます。

  • 間違いパターンの分類(知識不足/計算ミス/問題文の読み違い/時間切れ)
  • トピック別の正答率推移
  • 集中すべきトピックの優先順位リスト

このデータに基づいて学習計画を調整することで、「なんとなく不安な範囲を全部やる」から「データで裏付けされた弱点だけを潰す」へと学習の質が変わります。

再受験のタイミング

不合格後の再受験は、できるだけ早いタイミングがおすすめです。

USCPA試験では、Core科目の場合、スコアリリース後すぐに再受験の予約が可能です。記憶が新しいうちに弱点を補強して再チャレンジすることで、全範囲をゼロからやり直す必要がなくなります。

目安として、以下のスケジュール感を参考にしてください。

スコア 推奨再受験時期
70〜74点 2〜3週間後
60〜69点 4〜6週間後
60点未満 6〜8週間後(基礎の再構築が必要)

点数が合格ラインに近い場合は、WeakerとBelow Comparableの分野だけを集中補強すれば、短期間でのリカバリーが十分可能です。


スコアリリースまでにやるべきこと

待機期間を「空白」にしない

スコアリリースまでの期間は、何もしないで結果を待つ時間ではありません。この期間の使い方で、合格までのトータル期間に数週間〜数ヶ月の差がつきます。

やるべきこと1:次の科目の学習を開始する

複数科目が残っている場合は、結果を待たずに次の科目の学習を始めるのが最善策です。仮に結果が不合格だった場合、その科目の再受験と次の科目の準備を並行して進めることになりますが、次の科目の基礎インプットを済ませておくだけでも、後のスケジュールに余裕が生まれます。

やるべきこと2:受験した科目の振り返りノートを作る

試験直後の記憶が鮮明なうちに、以下を書き留めておきましょう。

  • TBSで出題されたトピック(具体的な論点名)
  • 迷った選択肢のパターン
  • 時間配分で失敗した部分
  • 解けなかった問題の特徴

これは不合格だった場合の弱点分析に直結するデータです。スコアリリース後にPerformance Reportと照合することで、精度の高い学習計画が立てられます。

やるべきこと3:受験環境・体調管理の見直し

意外に見落とされがちですが、試験当日のコンディションもスコアに影響します。テストセンターの環境(騒音、温度)、前日の睡眠、試験中の休憩の取り方など、次回の受験に向けて改善できる点がないか振り返っておくことも有効です。


よくある質問(FAQ)

Q1:スコアリリース日にスコアが表示されない場合は?

ターゲットリリース日から48時間以内に表示されることがほとんどです。48時間以上経っても表示されない場合は、NASBAのカスタマーサービスに問い合わせてください。

Q2:Eyeball Trick(アイボールトリック)は今も使える?

以前はNASBAのサイト上でスコアリリース前に合否を推測する「Eyeball Trick」と呼ばれる裏技がありましたが、NASBAのサイトリニューアルにより現在は使えなくなっています。正式なスコアリリースを待ちましょう。

Q3:不合格のスコアは他人に知られる?

USCPA試験のスコアは受験者本人にのみ通知されます。州のBoard of Accountancyや予備校に自動的に共有されることはありません。不合格のスコアが就職活動や転職に影響することもありません(自己申告しない限り)。

Q4:同じ科目を何回まで受験できる?

受験回数に上限はありません。ただし、同一のテストウィンドウ内では同じ科目を2回以上受験することはできません。Core科目の場合はスコアリリース後に再予約が可能です。

Q5:スコアの有効期限はいつまで?

合格した科目のクレジットは、最初の科目合格日から30ヶ月間有効です。この期間内にすべての科目に合格しないと、最初に合格した科目から順にクレジットが失効します。


まとめ:スコアリリースは「次のアクション」を決める起点

USCPAのスコアリリースは、単なる合否確認のイベントではありません。合格なら次の科目への進行計画を、不合格ならGAPフィリング理論に基づくリカバリー戦略を、即座に実行に移す起点です。

この記事の要点を整理します。

  • スコアリリースはNASBAのCPA Candidate Portalで自分から確認する
  • Core科目は年間約16回、Discipline科目は年4回のスケジュール
  • 日本時間では朝9:00〜10:00頃、ターゲット日の前日に公開されることも多い
  • Score Noticeは期限があるため、すぐにダウンロード保存する
  • 手応えと結果は一致しないのが普通。ダミー問題と適応型テストが主な原因
  • 不合格時はPerformance Reportを分解し、戦略マトリックスで学習計画を再構築する
  • Weaker・Below Comparableの分野に学習時間を集中投下する

スコアリリースを待つ時間を「不安」ではなく「準備」に変えられる人が、最短で全科目合格を達成します。


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USCPA受験生 × AI開発者

  • 働きながら4ヶ月でUSCPA 2科目一発合格(FAR・BAR)
  • 自身の受験経験をもとにAI学習ツールを開発
  • 開始から2ヶ月で70名以上のUSCPA受験生が利用
  • 「受験生だからわかる、本当に必要な教材」を追求

FAS業界 実務経験あり|2026年夏 全科目合格予定

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